平成22年6月21日
政府及び地方自治団体
議会及び議員・政党
大学・企業及び学協会
研究者及び報道機関
関係各位 殿
NGO「海洋の空(UTSURO)研究グループ
代表者 赤井一昭
〒649-6261 和歌山市小倉201
科学技術及び科学技術者の尊厳についての新たな
法整備に関する要望の御支援ご協力のお願い
標記について別添の通り要望いたしていますので、御支援、ご協力をおねがいいたします。
要 望 書
平成22年6月21日
内閣総理大臣
管 直人 殿
NGO「海洋の空(UTSURO)研究グループ
代表者 赤井一昭
〒649-6261 和歌山市小倉201
科学技術及び科学技術者の尊厳についての
新たな法整備に関する要望
この6月、菅内閣が発足し、所信表明演説の中でも『科学・技術立国戦略」が強調され、大変心強く思うものであります。
最近、学者、政府、地方公共団体の科学技術者のモラルの低下に目に余るものがあります。
かつて発明協会の総会で、「公人であれ、私人であれ、如何なる学者であっても、既に他人が研究し、発見し、発明し、命名し、公表され、科学技術庁長官賞を受賞した、同じ技術について、後発者が、勝手に名称を変え,新しい技術であるがごとくホウムページやテレビ、新聞や雑誌に掲載する。こう言う事は、公の機関として許されるべきでない。もし、同じ技術でないとするなら、この技術の相違点を明らかにすべきである。」と申し上げたことが有ります。
会場からは「これは酷い!」とのお言葉を頂きました。
現在では、このような問題はモラルの問題として処理され、野放しにされて来たのが実情であります。
このような行為の横行は、科学技術や科学技術者の尊厳を著しく傷つけるのみならず、国民の創作意欲を喪失させ、模倣や盗作に血道をあげる結果となり、科学技術立国として、若者に希望を与え、世界中から優れた研究者を引きつける研究環境の整備に程遠いものであると考えます。
このため、科学・技術立国を目指すわが国として、科学技術や科学技術者の尊厳についての十分配慮した新たな法整備を望むものであります。