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河川は、春先には多くの魚類が遡上し、上流で豊富な栄養を摂取して河川の水をきれいにしながら成長する。河川の自然浄化の基本であります。
紀ノ川の水質環境が悪化し、子魚がめっきり減り、うなぎ等居なくなりました。叉、川魚の味も悪くなりました。
このため2000年来、「紀ノ川の水質環境SOS」を発してきました。
紀ノ川の流域には多くの堰やダムがあり、形だけの魚道が設置されているが、遡上する魚介類には多くの種類があり、また、遡上時期も違います。
紀ノ川に生態を取り戻し、水をきれいにするためには魚道の役割が大切であります。
国土交通省によって、紀ノ川の河口大堰が出来、本流の流れを締め切って久しい。
この代替補償施設として、両岸に其々3つのタイプの魚道が設置されています。
1.鯉や鰻等の大型や成魚に対応の垂直式はにかむ型魚道
2.鮎等の溢流階段型魚道
3.ごり、どじょう、ずがに等の浅瀬型魚道
ところが、殆んどの魚道には、水が流されて来ませんでした。
また、岩出井堰は農林水産省所管の井堰として、右岸に在る溢流式魚道は干し上がって久しい。また、左岸の鉛直のはにかむ式魚道は昨年6月新しく設置されましたが、今年3月より、魚道口に網をかけて、長期(8月まで)の全数遡上調査を実施しています。
さらに、現在岩出井堰の下流に大型コンクリ-トブロックが大量に水中投入され、コンクリートの公害が遡上する魚類や生態に及ぼす影響が懸念されています。
このような中で、かねてより、国土交通省船戸水質観測所北側で旧国道岩出橋の床止工の礫間を透過した水が、自然浄化によってみちがえる様にきれいになっている水域があり、岩出橋から検証できます。